オブザーバビリティ
用語 |
オブザーバビリティ |
用語(英) |
observability |
別名 |
可観測性 |
定義
Observabilityは、システムやドメインの内部状態を外部からの観測を通じて推論・理解できる性質を表します。
単なるモニタリング可能性を超え、現象(Phenomenon)や観測記録(Observation)を一貫して収集・関連付け、ドメイン・イベント(Domain Event)として意味づけられることで、システムの挙動を総合的に把握できる状態を指します。
備考
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Observabilityは制御理論に由来する概念で、ソフトウェア工学においてはシステムの挙動を「外からどれだけ理解できるか」という観点で用いられます。
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モニタリング(Monitoring)は「既知の状態を監視する」のに対し、Observabilityは「未知の状態や問題を発見できる能力」に重点を置きます。
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Observabilityはログ、メトリクス、トレースといった多様な観測記録を統合して実現されます。
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SimpleModelingにおいては、Phenomenon → Observation → Domain Event の流れを通じて観測記録を意味づけ、オブザーバビリティの体系をモデル化します。